★変額保険 保険の名を借りた投資商品?

変額保険運用不振

この株価下落で、変額保険がどえりゃあことになっている。

まず変額保険とは何でしょう?

基本は、契約者が数百万円の保険料をまとめて支払います。

これを生命保険会社が十年ほど運用した後、年金として受け取る仕組みなのです。

現在は積立型もありますが。

支払い保険料の分の年金額を保証する契約がされてる場合が多いのです。

契約者だって支払った保険料は大丈夫?と思うのですから当然。

つまり、運用がうまくいってないと、生命保険会社は将来の年金支払いに備え、

責任準備金積み増さなくてはなりません

2008年4月〜9月(上半期)の穴埋め金額(積み増し額)

住友生命     519億円

三井生命     188億円

T&Dファイナンシャル  166億円

第一フロンティア    111億円
(第一生命含む)

マニュライフ    88億円

アクサファイナンシャル    13億円

ハートフォード生命    5億円


今後の株価によっては通期でさらに積み増すことに。

つまり、最終利益が減るということです。

ここに出なかった会社で、販売額が多い会社は、

三井住友海上メットライフ生命保険、アイエヌジー生命保険がありますが、

積立額はゼロです。

当然株価下落で運用はたぶんマイナスだと思いますが、

再保険を掛けてリスクを管理した結果だと思われます。


さて、ここからが変額保険の怖いところです。

ハートフォード生命5億だけ見れば、

まあまあ上手く運用している部類かな?と思うでしょう。

変額保険の国内資産残高は約15兆円で、その内、ハートフォード生命は約4分の1を占めシェア1位。

ところが、

ハートフォード生命変額保険で運用停止!!


2008年11月12日 中日新聞朝刊記事
http://www.chunichi.co.jp/article/economics/news/CK2008111202000060.html

以下引用

 変額年金保険で国内最大手のハートフォード生命保険が、金融危機による株価下落などの影響で主力商品の運用が止まり、約200億円の損失を出すことが11日、分かった。

運用停止で契約者からの管理手数料収入が途絶え、窓口販売した金融機関に先払いした手数料も穴埋めできなくなった。

 問題の主力商品は、昨年2月から販売され、これまで4000億円弱を売り上げたとみられる元本保証型の変額年金保険。

運用先である国内外の株式や債券市場が急落して契約者から支払われた資産額が8割を割り込むと、損失拡大を防ぐため自動的に運用を止める契約となっている。

 今年9月の米証券大手リーマン・ブラザーズ破たんを発端とした世界株安を受け、これまでに9割以上の契約で運用が停止した。

契約者は「一括で元本の8割」か「15年間で元本全額」のどちらかを選択して払い戻しを受けることになる。

 しかし、いずれの場合も、通常運用時には契約者から同社に入る管理手数料収入がストップする。

同社は、この収入の一部を、変額年金販売を委託した地方銀行などへの手数料支払いに充てることにしており、運用停止で約200億円の損失が発生することになった。

以上引用終わり


バブルのころ、安田生命の私の担当のおばさまは、

変額保険の営業資格を取得し、1989年ころから売りまくってました。

私は、この変額保険は後で(バブルが永久に続くはずもない)絶対に契約者に恨まれると言ったのだが・・・

バブル後、会社に顔見せなくなったので電話したら、

当然に辞めていた。

その変額保険こそ有名な”融資一体型変額保険”的詐欺保険なのです。

これを保険と言うほど怖いものはありません。



この解説は次回にします。

それと、今変額保険で説明があまりされない言葉、

元本保証」「元本確保

同じ意味?  違うの?

これ重要なのです。

合わせて次回ということで。
posted by shizuka | Comment(0) | TrackBack(0) | 生命保険 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする